診察した動物のその後が気になり1.5次2次診療までできる当院へ

細山田 祐太朗

北里大学

診察した動物のその後が気になり1.5次2次診療までできる当院へ

細山田祐太朗

私の職務経歴は、当院へ入社するまで3つの病院を経験しました。すべて1次診療までの動物病院でした。1次診療の病院で働いていると難しい症例を2次診療できる動物病院へ送ることがあります。その時、自分が診察した動物たちを最後まで治療できないことが気になっていました。実際、自分で2次診療までやってみたいという気持ちもあったし、2次診療の動物病院にお願いした後もその後がどうなったのかわからないもどかしさもあって、自分が2次診療の現場に行ってしまおう!と思ったことが転職した理由です。責任は重くかかりますが当院は最後までじっくり向き合うことができるので、良い決断をしたと思っています。

当院に入社したことで、なりたい自分になれた

実際働いてみて当院は、命を救うという感覚の強い病院です。重い症例をたくさん扱い責任も多くのしかかるので、病院に入ってからもたくさん勉強しました。亡くなるような症例も多く辛い経験もたくさんしました。でもこの経験が成長につながると思っています。1次病院で働いていた時こうなりたいと思っていたのが実現できていますし、かなり充実しています。

1次・2次診療のどちらもやりがいを感じることができる

私が勤めている動物病院はセカンドオピニオンを求める患者さんもよく来られる病院です。
実際1次病院で働いていた時当院を勧めたこともあります。2次病院は専門性が強く、かといって完全な2次よりも1次から2次というようにワクチン接種から高度医療まで幅広く診療できますので、いろんな症例の患者さんが来られます。
ワクチン接種だけ受けに来られた時に聴診器で偶然心臓の病気が見つかることもあり、病気を見つけてあげると患者さんにもとても喜ばれます。1次病院のやりがいは病気を見つけるところで、1.5次や2次病院のやりがいは病気をしっかり治してやるところですが、どちらの動物病院も当グループにはありますし、その両方にも携われるので当院は2倍やりがいがあります。

将来的に選択肢が色々あるのがグループ病院の良いところ

細山田祐太朗

動物病院によってみる動物の種類が変わり、大阪動物病院は犬猫がメインでたまにうさぎやハムスター、大阪の中央動物医療センターでは犬猫からハムスター、ラット、ハリネズミ、亀などどんな動物でも受けています。
どういう動物を見ていきたいか将来的な選択肢がいろいろあるのがグループ病院の良いところだと思います。
またグループ内で飲み会など、顔を合わせることが多いので、安心できる獣医師に大事な患者様を紹介しやすい良さもあります。お互いの獣医師が知っているとその後どうなったか聞きやすい環境でもあります。
本院では、整形外科も全て行っていますので、骨折の動物が来院した時、普通1次病院では骨折の手術ができないのでどこか紹介しても明日の手術とはならず、スムーズな手術の段取りがつきにくいですが、当院では1本の電話で迅速に予約ができて手術ができ、痛みから解放してあげられるのがいいところです。

人間関係が良く中途採用でもすぐ馴染める環境

中途採用で入社すると、今まで働いていたやり方から今の病院のやり方に馴れるのが大変だと思います。しかし当院はとにかく人間関係が良く、看護師さん達も歩み寄ってくれ、コミュニケーションもしっかりとってくれるのですぐに馴染めました。この人間関係の良さ、雰囲気の良さが当院の良さなので、新卒で入ってくる獣医師や看護師にも、自分が入社した時にしてもらった対応と同じようにするようにしています。

9月から福島中央動物病院の院長として頑張ります

7月の内示で9月から福島中央動物病院の院長になる予定です。
ここ大阪動物病院のように2次診療までできる技術力とスタッフの雰囲気を作っていくことで動物の命を救うことを目標にしていきたいと思います。

1.5次2次診療に興味ある方は現場に飛び込んでみてほしい

人それぞれどんな獣医師になりたいかはあると思います。1.5次2次診療を目指すのであれば、実際に見ることが大事。症例をしっかり見させてもらって自分の成長につなげなきゃいけないと思います。本はでていますが、やっぱり実際その子を見ないとどんな経過をたどるのか、どういった問題が発生するのかピンとこないと思うので、思い切って実際の現場に飛び込むのがいいと思います。
また、中途で入社が決まった方、新しい病院に行くのは勇気が必要ですが、勇気があれば自分の要望はかなえることができると思いますし、幅広く1次から2次までやっているウルブズハンドがかなり希望に添えると思います。